本を読んだり、読まなかったり

460  行方昭夫訳編 『たいした問題じゃないが ―イギリス・コラム傑作選』 岩波文庫

気楽にすらすらと読める本。わたしが借りた図書館本にはところどころに鉛筆でマークがしてあって、どうも英文解釈の出題を考えていたどこかの先生がつけたマークらしい。たしかにテストに出すのに手頃な難易度だし、万人受けする内容である。

この本を図書館で予約したのはこちらの書評を読んで「英文標準問題精講!なつかしー!」と思ったからなのだ。大好きな問題集だった。楽しかった受験勉強。この本はあの頃英文解釈の問題としてよく出題されていたエッセイストたちの文章を集めたものらしい。だから読んでいて妙になつかしい気がしたんだね。でも書評によると最近はこの手のエッセイは出題されなくなっているらしい。

クスリと笑うような楽しい話が多かったが、中でも「W. B. イエーツは音痴だったのでイギリス国歌とアイルランド自由国国歌の区別ができなかった」のくだりには笑った。イェイツさん、そりゃかなりマズイっすよ。
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by tummycat | 2009-07-20 09:22