本を読んだり、読まなかったり

506 高森寛子 『漆の器それぞれ』 バジリコ

輪島に行って以来、まだ続いている漆器のマイブーム。こないだの『毎日つかう漆の器』は本当のビギナー向けだったが、こちらはもうちょっと落ち着いた作りの本だ。漆器は作業工程が複雑なので結果としてどうしても価格が高く、不況の現在はあまり売れない。昔ながらの職人の数も減り、いま活躍している作家は美大などで学んだ人で、長年地道な修行をしてきてはいない。

ただピンチはチャンスともなる。以前は作り手と買い手の間にたくさんの中間業者がいたが、不況で売れなくなったため去り、作り手と買い手の距離がぐっと縮まっている。買い手が望むような新しい器も生まれているし、新しい使い方もどんどん提案されている。ということです。
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by tummycat | 2010-01-21 08:38