本を読んだり、読まなかったり

536  『変愛小説集』 岸本佐知子編訳 講談社

全体として特にすごく面白くはなかったなぁ。樹に恋する冒頭の短編みたいに、全然ついていけない感じのものもちょっとあったけど、だいたいは恋愛の対象とかやり方が「変」ではあるけど基本的にはわりと純愛っぽい話が多い。人形に恋したり、好きな男を身体ごとのみこんだりするものなど、結構ふつうの恋愛として読めるものが多かった。あとがきで岸本さんも言うように、恋愛の神秘的なところを突き詰めてみると、ねじれた変なものになる、というのが正解だと思う。恋愛はたいてい変愛なのだ。
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by tummycat | 2010-06-27 17:58