本を読んだり、読まなかったり

562 オウィディウス 『変身物語』 中村善也訳 岩波文庫

必要があって急いで読んだ。がんばって最初から最後まで通して読んだわけだが、ひょっとしてこれは事典的に必要な箇所を読むのが普通なのかなと途中で思った。だって通して読むのはちょっと辛いのだ。とにかくギリシア時代からローマ時代にかけての変身譚ばかり。変身につぐ変身。変身以外の話はない。おまけにカタカナ人物名が似たようなものばかり。よっぽど有名な人以外は区別がつかない。カドモスとかピュラモスとかクリュサオルとかメルクリウスとか、どんどん出るけどもう誰が誰なんだか!

数えたわけではないが、人間が変身するのはどうも鳥が第一位のようだ。鳥はたしかに人間っぽいもんね。次は樹木で、目の前の人間が下からどんどん樹皮におおわれてそのうち口がきけなくなっていく場面が多かった。樹の次は豚とか牛だな。馬は意外に殆どなかったと思う。ギリシア人は馬を使わなかったのか。馬は使わずに自分で走ったのかもしれない。
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by tummycat | 2010-11-06 08:58