本を読んだり、読まなかったり

083 「なにたべた?」 伊藤比呂美+枝元なほみ著 (マガジンハウス)

面白かったなぁ。意外な面白さだった。結構おすすめ。

仲良しの女性二人が自分の食べたものの話を中心にファックスでおしゃべりしあう、というものだけど、ちょうど二人が仕事や家族のことで悩んでいる時期であり、悩みや頑張ろうという意気込みやらが食事に反映している様子がよく分かるのだ。特に伊藤比呂美はちょうど家庭崩壊の頃で、甘いものに依存していて苦しそうだ。二人をとりまく男たち(恋人、夫)の食への姿勢もそれぞれ違っていて面白い。男たちがどういう人間なのかは読者は分からないのに、食への態度を読むとなんとなく想像してしまうのだ。(男たち自身は普段の自分の食に対する態度を女がこんな風に見ているってこと、気がついていないのだろうなぁ。)

食べ物については、料理研究家である枝元のちょっとした料理メモがとても参考になる。レシピとはいえないようなさりげない料理メモがいい。おいしいものを作りたい!という気持ちがむくむくとわいて来る。
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by tummycat | 2004-02-02 00:00 | あ行