本を読んだり、読まなかったり

089 「文房具を買いに」 片岡義男著 (東京書籍)

片岡さんが自分の好みの文房具(ノート、鉛筆、消しゴム、輪ゴムなど)を買って、それを自分好みに写真に撮った本。(こういう本を出せる彼は恵まれた作家だなぁと思う。)

たくさんの真新しいノートが積み重なって写っている写真を見て、忘れていた気持ちがよみがえる。学生のとき新しいノートを買うたびに「さ、勉強するぞ!」と思ったものだ。新しい手帳を買うと、「充実した毎日にしたい!」と思ったものだ。でも実際には1冊のノートや手帳を最後まで使い切ることはないのだった。

人生とは、ひょっとして、なにごとかをびっしりと書き込んだ、何十冊もの手帳やノートブックか。(p71)

そんな風に考えると理想と現実のギャップに息苦しくなってきそうだ。わたしの場合、「人生とは、途中までしか書けなかったたくさんの手帳やノートブックか。(書き始めるときはいつも楽しいのに。)」
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by tummycat | 2004-02-18 00:00 | か行