本を読んだり、読まなかったり

136 「乞食王子」  吉田健一著 (講談社文芸文庫)

誰だったのか覚えていない。誰かのサイトで「この本が面白い」と書いてあったのだ。図書館で借りてきたのだけど、読み始めてすぐに、「あ、これは自分で買おう!」と思った。そういう本はめったにあるもんじゃない。わたしにとって初めての吉田健一。うれしい発見だった。

なんて言ったらいいのか...。こういう人があの頃の日本にいたんだなぁ。かっこいい。きりっとした日本酒のような人。筋が通っていて、趣味がよくて、しかも気まま。男の可愛さもある。(ああ、なんてつまんない感想だろう。ほんとは書きたいことがいろいろあるのに、うまくまとまらない。)

この本が出たのは戦後10年以上たった頃で、わたしが生まれた頃。戦争中や終戦直後の日本はこんな雰囲気だったのだと、感慨に浸る。

ところで、どうしてもこの本を買いたいのに、アマゾンは品切れで、本屋で取り寄せてもらおうとしたが「出版元にも在庫がない」とのこと。さて、どうしたらいいかな。
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by tummycat | 2004-09-20 00:00 | やらわ行