本を読んだり、読まなかったり

290 ジョセフ・コンラッド「闇の奥」 三交社

象牙の輸出をする会社に就職した主人公がコンゴの奥深く河を漕ぎ上がっていき、謎の人物クルツと会う話。いわずとしれた名作。ポスト・コロニアリズムの教典。河を使っているのがいい効果を出しているんだなぁ。クルツのそばにいる道化のような服を着た若い男も効いている。最後にイギリスに帰ってクルツの婚約者と会ったときの会話の恐ろしいズレも。

ところでこの本をわたしは以前に時間がなくて大急ぎで読んだのだが、今回も中断ばかりで既に読んだ部分をまた読んでしまったり、引き換えしたり飛ばして先に進んだりとそんな読み方だったので、クルツ氏までの旅は実際よりももっと長く紆余曲折に感じてしまった。
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by tummycat | 2007-01-11 19:17