本を読んだり、読まなかったり

196  ヘルマン・ヘッセ 「シッダールタ」 新潮文庫

これが夏休み最後の本になるのかな。 

ヘッセについては「車輪の下」を子供の頃に読んだだけで、どんな人なのかは
何も知らない。ドイツ人である彼がインドのシッダールタについてこれほどの
熱意で書いたということが驚きだ。でもこれはたぶん聖人の伝記として
読む必要はないのだろう。哲学的に生きようとする人が乗り越えるいくつもの
壁を描き、最後には心の統一を得た人の話だ。静かな美しい童話のような
読後感があった。

彼が向かう様々な悩みのなかで最後の最後に息子への愛にまつわる悩み
が出てくる。子供を持つということはそれほどに大変なことらしい。
[PR]
by tummycat | 2005-09-13 17:00 | は行