本を読んだり、読まなかったり

438 小川洋子 『夜明けの縁をさ迷う人々』 角川書店

小川洋子の小説を読むのはひょっとしたら初めてかもしれない。読もうとしたことはあったと思うが、微妙に肌が合わずやめてしまったのだ。『薬指の標本』だったかな。

ずっと前にこの人の顔写真を見て、「あ、こういう人はダメかもしれない…」と思った。ぬっぺりしていて、ゆで卵みたいだった。作家を顔で判断するなんてひどい話である。しかしたまにそういうことがあるのだ。水村美苗を読む気がしないのも、いつか見た顔写真が原因である。いい歳の女が可愛らしげに小首をかしげているなんて、ひたすら気色悪かった。

ということで小川洋子だ。この短編集はなんとか読めた。悪くない。面白いと思ったものもあった。でも、どこか「肌が合わない」感がぬぐえない。ひんやりぬめっている感じが好きじゃないみたい。こういうのって、仕方ないですよねぇ。次にまた小川洋子の本を手に取ることがあるだろうか。ないとは言えないけど、たぶんずっと先の話だろうと思う。
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by tummycat | 2009-03-21 09:42